製品情報

3D安全センサー
AcroSensor(アクロセンサー)

リスクアセスメント

概要
リスクアセスメントとは

職場にある危険性や有害性の特定し、リスク低減措置を行う一連の手順となります。
ISO12100にて実施方法が規定されています。
危険源に対してリスク低減措置を行い、許容不可能なリスクがなくなれば安全な状態と判断できます。

安全の概念

安全とは、「許容不可能なリスクがないこと」であり、いくらかのリスクは残ることを前提としています。

※ISO/IECガイド51で定義

「許容不可能なリスクがないこと」は「全て許容可能なリスク」であり、
「許容可能なリスク」とは、受け入れられるリスクのレベルとなります。

実施手順

以下の手順で実施します。

  1. 機械類の制限の決定
    使用上、空間上、時間上の制限を決定
  2. 危険源の同定
    危険源、危険状態、危険事象を同定
  3. リスク見積もり
    危険のひどさ、頻度、回避性を採点
  4. リスク評価
    リスク許容可否を判断
  5. リスク低減
    3ステップで保護方策を検討
リスク見積もり

リスク見積もりには様々な手法がありますが、いずれもリスク要素として「危害のひどさ」「頻度」「回避性」を評価して、リスクを見積ります。

以下に、代表的な2つの手法について説明します。

加算法

リスク要素を点数化して合計値を算出。

リストグラフ法

リスク要素に基づいてフローチャート式に分類。

<加算法 例>

<リストグラフ法 例>

リスク評価

リスク評価とは、リスク低減が必要であるかを判断することです。リスク低減の必要性は、リスクが許容されるか否かとなります。

<評価例>

リスク低減

リスク評価した結果、許容不可となったリスクについて保護方策を行う。以下の3ステップにより、リスク低減を進めていきます。

ステップ1:本質的安全設計方策(危険源の除去など)
ステップ2:安全防護および付加保護方策(安全センサーの設置など)
ステップ3:使用上の情報(取扱説明書への注意喚起など)